シチリアに癒しを求めに行った話。
Bonjour !
梅雨のシーズン、日本では30℃超えが続く蒸し暑い季節ですね。
癖毛の私には一年で一番辛い季節です…。
おかげさまで今年に関してはそこには悩まず暮らせています。
湿気がない!最高です!^^
さて、ひとつ前のブログでお知らせした通り、シチリア旅行編の投稿ですが、
旅行裏話として改めて書かせて頂くことにしました。
前回の投稿を見てくださっていた方々、すみません。
旅の情報についてはトリップノートにて記事にしておりますので
こちらをご覧頂ければと思います。
(地図情報なんかも付いているので見やすいです)
そんなわけですのでこちらではつらつらと旅の思い出を綴らせて頂こうかと。
女二人旅。それはもう、楽しかったです!
5月下旬、だんだんと暑くなり海が恋しくなり思い立ったが吉日と手配しやって来た
イタリア・シチリア島。
イメージとしてゴッドファーザー的なのが浮かんでしまうのは仕方ないとして、
それ以上に青い海と美味しい海鮮が食べられることに心踊っていました。
心踊りすぎて行きの飛行機から飲んでました。笑
ずっと飲んで、ずっと食べてました。
旅程としては
・初日
カターニア空港着〜移動〜タオルミーナ観光〜移動〜レトイアンニ泊
・二日目
終日レトイアンニ
・三日目
移動〜タオルミーナ周辺でランチ〜移動〜帰路
を予定していました。予定していました。
予定通りには行かないのが旅行ですよね!
なんと我々がタオルミーナを訪れた5日後に各国首脳会議(G7)の開催が控えており
翌日からはタオルミーナの町は全面封鎖。
住民とパスを持った報道陣の他は警備に当たる軍・警察関係者しか入れない!
そんなことあります?
タオルミーナのおみやげ屋さんのおじさんにも「なんで今週来たの?笑」て
笑われました。ニュース見ろよってね〜…
イタリアでG7が行われることまでは知ってたんですよ…でも日付とか…都市とか…
そこまでは追っかけてなかったですよね…という言い訳。
そうは言ってももう来てしまいましたから。今日のうちにタオルミーナ満喫しなきゃ!
ということで実はかなり急いで観光しました。
G7の警護のため、町の入り口からすでに物々しい雰囲気…
ギリシャ劇場
本当はこの写真の左側にエトナ火山が見えるのですが
生憎この日は雲が多くてお姿を拝見出来ませんでした。残念。
ちなみにエトナ火山は2013年にUNESCO世界遺産に登録されています。
この年には富士山も世界遺産に登録されましたね。
一応見たいところは一通り見学出来たので良かったですが、
やはり町の雰囲気はピリピリしていましたね〜。
まぁ至るところに銃を構えた警察官が立っていますので当然なんですが…。
それでも絶景は見れましたし、夕食も美味しかったし、大満足です。
ホテルの移動はメッシーナ門の外にあるバス乗り場から。
このバスがまた難しかった。地元の人も利用するようなバスのようなのですが、
日本のバスのようにボタンを押して降車するわけではなく、
降りたいバス停で「止めて〜!」みたいに主張して降りていくスタイル笑
バス停も街灯がほとんどないから暗くてどのバス停か全然わからないし、
土地勘なかったら無理じゃない?ていうレベル。降りるまですごい緊張しました笑
※カターニア空港〜タオルミーナはタオルミーナが終点なので安心でした…
幸い宿泊予定のホテルの形がかなり変わっていたので(下記参照)、遠目から見ても
「あれだ!」と判別が出来たため無事到着できましたが…
そうじゃなかったら辿り着けなかった、絶対。
島の高台にあるホテルなんですが、左端から画面の右端まで全て同じグループのホテル
で、右端のところをよ〜く見るとロープウェイ乗り場があり、
それに乗って写真中央辺りの別棟まで登っていくのです。
ちなみに右端の部分もかなり島の高台にあって、地上からエレベータに乗って
一気に運ばれます…なかなか斬新。
車でも行けますが道路でぐるっと道を登るので3分ほどかかります。
そして辿り着いたホテルで待っていたもの…それは…
ナポリからG7警護のため派遣されて来た50人近い警察官!
正直に言って私たち以外の宿泊客はほとんど警察官でした。
彼らもG7が終わるまでの一週間、ほぼ男所帯でホテルとタオルミーナを往復して
過ごすわけですから、こんなちんちくりんでも女性というだけで見られる見られる。
動物園のパンダの気持ちでした。^^;
逆に考えるとこんなにセキュリティの高いホテルに泊まることももうないでしょうね!
と開き直って就寝。
翌朝はカーテンを開けたら目に飛び込んでくる眩しいばかりのイオニア海!
部屋のテラスから撮影しました!すでに天国〜!!
一気に目が覚めますよね。意気揚々とナポリのポリスマンに囲まれて朝食を食べて笑、
水着に着替えていざビーチへ!!!
写真だとビーチまで結構距離があるように見えると思うのですが、
先述の通りエレベーターがあるのであっという間に麓まで降りられます。
そこからビーチまでも徒歩5分ほど。
さすがに5月下旬なので泳いでいる人はほとんどいませんでしたが
海岸沿いをランニングしている方が何人かいて、とても気持ち良さそうでした。
海岸沿いの道に建ち並ぶペンション。それぞれカラーリングがポップで可愛い。レストラン並列のところも!
そして海ですが…
最高です。
透明度、すごい!エメラルドグリーンの海!泳げなくても全然平気!
気温は27℃くらいだったかと思うんですが、体感は30℃近かったと思います。
ただ水温は20℃もなかっただろうな〜。足元だけ浸けてみて断念。
ただ、雲ひとつない晴天と青い海にテンションが上がりまくっていたので
午前中ではありましたが、もちろん頂いちゃいました。
近くのリストランテで購入してパラソルまで持って帰って来たよ〜。
お店のおじさんたちもシーズンオフで暇なのですごい親切だった笑。
冷えたスパークリングで乾杯!友人とふたり、幸せを噛みしめました…
5月下旬に来たからこその贅沢ですよ、これ。
夏に来たらパラソルは早い者勝ちになるでしょうし、ビーチだって人だらけ。
見渡す限りの青い海をほぼ独占して日がな一日ぼ〜んやり…
お腹空いたらご飯食べに行ってまたぼんやり…天国でした。本当に最高だったなぁ。
16時頃にホテルに戻り、シャワーを浴びて夕食へ。
初日から延々とスパークリングと白ワインを飲み続けていたので最後はビール。
小さなリストランテでしたが地元の人が結構来ていて賑わってました。
そしていよいよ帰国日。
本当ならタオルミーナでランチを…と考えていましたが例のG7のため町に入ることが
出来ないばかりか、なんとタオルミーナを経由するバスが全て運休という自体!
か、帰れないじゃん…!!!
※カターニア〜レトイアンニ間はタオルミーナでのバス乗り換えが必須
真っ青になりながらホテルの人に聞いてみると
「バスは来るから大丈夫、この店でチケット買って、ここのバス停で待ってて」と
英語で諭され(正しく聞き取れたかは若干疑問)、
言われるがままチケットを買うお店に行ってみると、店のおじさんに
「今日はこのバス来ないよ。違う経路でカターニアまで行けるチケットはあるけど
ここのバス停で待っててもバス通らないから大通り沿いに立って待ってた方がいい。
バスが来たらとにかく大声出して止めろ」と…なんだって…
ちょっと、ホテルのレセプション!笑
とにかく大慌てで違うバス停がある大通りへ向かって、時刻表も何もないところで
ただひたすらバスが通るのを待つ…めっちゃ不安でした。
途中で同じ説明を受けたのであろう外国人旅行客に遭遇し、
(お互い言葉は通じないけど何となく事情を察知笑)一緒にバスを待つこと15分。
き…来た!!バス来た!!!バスに向かって手を振りまくって乗りたいアピール!
行き先もチケット屋のおじさんが教えてくれたルートで間違いないことを確認し、
何とか無事乗車しました。この移動が本当に緊張した…帰れないかと思った笑
途中バスの乗り換えに1時間ほど空いたので近くのリストランテで昼食。
最後のご飯はリゾットにしました^^
思いもよらぬハプニングだらけの旅行でしたが、
最高の景色、最高の海の幸に出会えて幸せな二泊三日でした^^
ホテルから見た朝日。5時半頃だったかな〜