アリとキリギリスの5泊6日イタリア旅行 〜 初日 〜

Bonjour !
あれ?いつの間に8月は終わったのですか?
それくらいあっという間に駆けて行きました。一つ前のブログでは早くバカンス行きたいみたいなことボヤいていたはずなのにね。あっという間に5泊6日の旅行も終わってしまいました。早かったなぁ…美味しかったなぁ…楽しかったなぁ…
ということなので今回から数回に分けて備忘録の為イタリア旅行記を綴ろうと思います。グルメ詳細はまたトリップノートさんにて記事に致しますのでお楽しみに、です^^

さて、今回は日本から妹が来るということで二人旅だったのですが現地集合・現地解散というクールシスターズなので旅の初日から割とヒヤヒヤしておりました笑。
この妹、とっても真面目。細かいこともひとつひとつ石橋を叩いて叩いて渡るアリタイプ。対する姉の私は細かいことは気にしない、石橋は落ちた時に考えよ★なキリギリスタイプ。同じ姉妹なのになぜこうも真逆に…足して二で割りなよと親にも言われるほどです。

自身はCDGから二時間程度のフライトですし、EU圏内の移動ですので入国審査などもなく楽な移動だったのですが、アリは日本からの乗継を含めて約16時間のフライトさらにそこからその日のうちにソレントまで移動するというのですから彼女の体力も尽きるというものです。我ながら鬼のようなスケジュールを組んだものです。ごめんね、アリ。
本当はナポリで集合すれば良かったのでしょうが、日本からナポリの便が時期的にとても高かったようでそれならローマから列車でいけば?ということになりました。以下、空港からソレントまでの道のり。

フィウミチーノ空港〜ローマ市内へ!

ローマのフィウミチーノ空港は国際空港の割に小さく、ターミナル1〜3まであるのですがいずれも徒歩での移動が可能でターミナル1から3までも5分も歩かない程度です。列車かバスかタクシーか等、市内までのアクセスは色々あるのですがコスト的に一番お得なのはバスだったので迷わずバスを選択しました。

www.terravision.eu

オンラインからの予約も可能で、事前に届く予約メールを印刷していけばOK!
しかも片道5€というお安さ!迷わずポチりしました。(英語表記のみ)
勿論現地でのチケットお求めも可能ですよ。バス停はターミナル3を更に端まで歩いたところにあります。チケット売り場もその近くにあります。
しかし我々の試練はすでにここから始まっていました。
私たちがバス停で乗車予定のバスを待っているとスタッフらしき女性が近付いて来て「あなたたちのチケットは何時のバス?」と聞いて来ました。
チケットを見せるとその女性はあろうことかとっても素敵な笑顔を携えて「このバス来ないわ」と言い放ったのです。え?遅延とかじゃなくて?来ない?なんで?到着早々のプチパニックです。「じゃあどうしたらいいの?」と聞けば次のバスに乗れとのこと。
次のバス何時なのかと尋ねればおよそ1時間後。
私たちがその日ローマ泊であれば若干イライラしながらも空港でお茶でもしながら待ったことでしょう。しかし私たちはその日のうちにソレントまで移動しなければならないという使命があったのです。しかもローマ〜ナポリ間は列車のチケットを取っているので1時間もこんなところでのんびりしていられないのです!
その旨を伝え、別のバス会社を利用するからチケット代を返金してくれと迫れば「あなたのはオンラインチケットだから無理よ」とバッサリ。

 

常ならば「まぁ確かにクレジット決済を現金で返金するのはややこしいよなぁ」と納得もしましょう。でもさ?今回はどう考えてもあなたの会社のミスよね?遅延とかじゃなくてバス一本来ず臨時便もでないんでしょう?私たち1mmも悪くないよね?お金返して(10€)

 

なんて言いたくてもそんな英語力がないシスターズは「えぇ…オンラインチケットの意味…」と脱力しながらも早々に返金は諦めて別のバス会社のチケット(6€)を購入し、無事バスに乗車しました。

※バス会社ですが、上記のサイト以外にも数社あります。
それぞれ15分〜30分に一本程度運行しているようですが私たちのようなケースも少なくないのでローマ到着後に更に周辺都市に移動される場合はくれぐれも時間に余裕をもたせましょう!というか値段もさほど大差はないので現地に着いてから一番早く来るバス会社のチケットを買うのが良いかもしれません。

 

そしてバスに揺られること約1時間、なんとか無事ローマ、テルミニ駅前に到着です。次の移動まで少し余裕が出来たので駅前周辺で軽く食事をとり、次はイタリアでは初挑戦の列車移動!

 

ローマ・テルミニ駅〜ナポリ・セントラル駅へ!

トレニタリアというイタリアの国内鉄道で移動します。
こちらも事前にオンライン予約が可能です。

www.trenitalia.jp

しかも安心の日本語表記〜!心強いですね。
これで希望の日程・都市を選択するだけです。列車の種類によって乗車時間も金額も変わりますので注意が必要。一番安いものだと1,500円程度でしたが乗車時間が二時間半とかでした。
予約には人数分のパスポート番号が必要ですのでお忘れないように。
こちらも事前にチケットがメールで送付されますので必ず印刷して持参して下さい。

テルミニ駅は首都駅ということもありかなり大きな駅です。
列車の運行情報は駅構内正面の大きな電光掲示板やその他構内のあちこちに設置された掲示板に随時表示されています。イタリア語表示の後に英語表示も出ますのでわからないということはないかと思います。

出発時間が近付くとその列車が何番ホームからの発車なのかが掲示されますので案内に従ってホームへ移動しましょう。
テルミニ駅ではホームに入る前に荷物検査がありました。
常時そうなのか、一週間前にバルセロナで起こったテロを受けてのことなのかは不明です…

※注意※
トレニタリアはフランスのSNCFらと同様、改札がありません。
切符を確認することなく列車に乗れてしまう為、乗車後に必ず検札があります。
その際にチケット持っていなければなりません。ちなみに現地でチケットを購入した場合はプラットフォームの近くにある刻印機を通す必要があります。
検札に遭った際、オンラインチケットを印刷したものor刻印されたチケットを持っていないと罰金を支払うことになりますのでご注意を!

 

ちなみに座席は2等列車ということで結構狭いのかな?と思っていましたが新幹線の普通車ぐらいの感覚でした。テルミニ駅〜ナポリ間も1時間程度だったので快適そのものでした。お隣になった親子連れの赤ちゃんがとっても可愛かったです…
イタリア人、赤ちゃんでもまつげ長い…

車内は冷房もあり、トイレもあり、本当に新幹線のようでした。
私たちが利用した列車はナポリまで一駅しか停車しなかったので何だかあっという間にナポリに到着。

 

ナポリガリバルディ駅〜ソレントへ!

着きました、ナポリ!しかしこの辺りで妹のライフはほぼ0でした笑
でもまだもうひとふんばり必要です!最後の移動、ナポリからのローカル列車乗継!

トレニタリアで到着するのはナポリ・セントラル駅なのですが、そこからはヴェスビオ周遊鉄道のナポリガリバルディ駅へ行かなくてはなりません。

これがまた同じ構内なのにちょっと難しかった。トレニタリアのホームは地上にありますが、ヴェスビオ周遊鉄道と地下鉄の乗り場は地下にあります。セントラル駅構内から地下に降りるエスカレーターがあります(大きくSta.Garibaldiとも書いてます)のでそれに乗って地下へ。

メトロはMと表示されているのでL1かL2かでわかりやすいのですが、ヴェスビオ周遊鉄道はなかなか表示が見つからずちょっと迷いました。

f:id:misojo:20170903065828p:plain

とにかくこのマークを見つけて下さい笑
疲れ果てて歩くのが精一杯になりつつあるアリの代わりにこのマークを頼りに何とか切符売り場まで辿り着きました。窓口にスタッフがいますので行き先を告げてチケットを書います。
「2person  to Sorrento !」今や小学生でも言える英語ですね。でも通じます。
ソレントまでは大体1時間かかりますが片道2.8€とチケットはお安めです。
ポンペイ遺跡なんかもこの列車を利用しますし行き先もソレント行きに乗りますので分かり易かったです。思っていた以上に時刻表通りに電車が来たことにもびっくりしました笑。

あ、ヴェスビオ周遊鉄道は改札がありますよ!

www.sorrentoinsider.com

ホームに入ってきた車両がこちら。現地感が漂いますね…。笑
日本の地下鉄や電車ではこんな車両考えられませんよね〜。ちょっとびっくり。

f:id:misojo:20170906060052j:plain

車内は割と普通です。網棚なんかもありますが恐ろしくて使えません笑。
エアコンなしで西日がガンガン車内に当たるので相当暑かったです…。
しかもちょこちょこ駅じゃないところで止まる!
熱中症で死ぬ…!早く…!」と祈りながら乗っていました笑
アリが持参してくれた扇子がなかったら本気で危なかったかも?

 

灼熱の車内に閉じ込められること1時間、ようやくでソレントに到着です!
ホテルは駅から徒歩3分というアクセスの良さ!小さなホステルでしたが受付のお兄さんもとても感じがよく、親切に市内のマップを説明してくれました^^
そして30時間近い移動距離をこなしたアリ、お疲れ様でした!笑
まずは限界に汚い!シャワーを浴びたい!という彼女の希望でホテルでしばし休憩。
19時くらいになった頃にそろそろご飯食べようかとなり、町へ出発。
ソレント駅から町の中心部までの徒歩5分ほどで大通りを通っていくため夜になっても人通りが多く、怖い感じは全くありませんでした。

f:id:misojo:20170906060321j:plain

路地にも小さなBARがたくさん。

f:id:misojo:20170906060511j:plain

主要な通りにはお土産物屋さんやジェラテリア、フルーツ屋さんがひしめき合っていてとっても賑やかですよ〜。

リストランテで食事をしたあと(21時頃)にはすっかり陽も落ちていましたが、通りは観光客で溢れていましたし、食事を楽しんだ後も充分にお土産散策をする時間が作れました♪

というわけで初日は移動でほぼ終えてしまいました^^
二日目からが観光本番です〜!次回、カプリ島編をお送りします♡

 

肝心なリストランテについてはこちらにてご紹介しておりますので
是非とも覗いてみてくださいませ^^

tripnote.jp

 

 

 

第一日曜日を満喫した話〜8月編〜

Bonjour !

8月に入りいよいよバカンス本番!ということでレストランやパン屋さんでもバカンス休暇の張り紙をよく見かけるようになりました。友人たちも帰省したり旅行に出掛けたりと遠出を楽しんでいるよう…楽しそう!と一人パリで寂しく爪を噛んでいます笑。

私のバカンス予定は8月下旬なのでまだまだ先…今は通常運転中です。とはいえ仕事もないので毎日暇を持て余しているわけですが。先日soldeで千と千尋の神隠しのDVDを10€で手に入れたので耳慣らしのために繰り返し見ています…笑

 

先日は8月の第一日曜日だったので月一恒例となりつつある美術館巡りに行ってきました。初めはロダン美術館に行くつもりだったのですが、何と第一日曜日なのに無料じゃない!なぜ!バカンス期間中だからとか関係あるのでしょうか?入館無料だから来たのにお金払って入るのは断固拒否!ということで残念ながらロダン美術館は諦めました。でも折角出て来たのにこのまま帰るのも勿体無いな、ということでそのままconcordeまで出てオランジュリー美術館に行くことにしました。またロダン美術館と同じように有料だったらどうしよう…とちょっぴり不安でしたが行ってみれば問題なく入館することが出来ました^^

美術館に着いたのは14時過ぎだったでしょうか。そこまで並ぶこともなく入館。オランジュリーは−2〜0階層になっていて0階(地上階)にモネの睡蓮の連作が展示されています。−1階はカフェとお土産ショップ、−2階が展示室となっています。オランジュリー美術館では蒐集家のpaul Guillaumeのコレクションの展示が主でした。モネ、セザンヌピカソシスレー等著名な画家の作品も多く、小さな美術館ながら素晴らしい作品群でした。個人的にはMaurice Utrilloの絵が見れたのが嬉しかった。特別展示でブリヂストン美術館の作品も展示されていました。

まさかここで日本企業のビッグネームを見ることになるとは思っていなかった。ブリヂストン、美術館なんて持っていたんですね…さすが世界に誇る大企業。初代の石橋正二郎という方が美術蒐集がお好きだったようで、日本人画家の描く西洋美術やモネたち印象派画家の作品も多数所蔵されていました。特別展示については説明も仏語、英語、日本語と記載されていたので仏語がわからなくても大丈夫でした。時々漢字が逆さまに記載されていたりしたけど笑。

でもやはり一番の目玉は睡蓮の連作ですよね!この部屋だけは人がすごかった…。第1室、第2室と2部屋に分けて展示されています。

以下は全て第1室の展示。

f:id:misojo:20170810234014j:plain

『緑の反映』

 

f:id:misojo:20170810234031j:plain

『雲』

f:id:misojo:20170810234035j:plain

『日没』

 

壁も床の天井も真っ白な部屋に優しい色使いが映えます。それぞれの作品がとても大きいので近づいて見るより少し遠目に眺める方が全体も見えてより美しいです。美術センス皆無な私には羨むことすらおこがましく感じてしまいます…。

オランジュリー美術館も、もともとはテュイルリー宮殿のオレンジ温室だったところをこのモネの作品を展示するために美術館に改築したのだそうです。

またこの他4枚の睡蓮が展示されていますが、そちらはぜひ直接足を運んで見てください^^

 

ちなみにオランジュリー美術館はルーブル同様、大きな荷物(リュックなど)は持ち込みが出来ません。入り口で預けるように言われますのでご注意を。

 

 

 

動機申請作文と一時労働許可証について〜追記編〜

Bonjour

ブログのアクセス解析というものを昨日初めて見てみたのですが、これすごいですね。どのページに一番アクセスが来ているのか一目瞭然。

そしてその結果、最も多かったのがビザ申請準備④〜申請動機作文〜というページ。 

misojo-giliholi.hatenablog.com

やはり皆さん、作文は気になりますよね。先日知り合いの方に「どんな風に作文書いたの?」と聞かれる機会がありました。その方の友人がワーホリビザを希望されているのですが、ここ二年程落ちているとのことでした。正直こちらで知り合った友人の間でもワーホリ申請に落ちたという人の話を聞いたことがなかったので少々驚きました…。

なぜならフランスのワーホリビザ発給可能枠が1500名なのに対し、実際の発給数は700名程度と約半数しか希望者がいないからです。(2015年度情報)。それで申請却下されたということは提出書類に不備があったからとしか考えられませんよね。その方はどんな作文を書いたのかと聞いてみたところ、「料理関係の仕事に就きたい」という内容を主題として書かれていたそうです。

申し訳ないですが、そりゃ落ちます。

だって大使館のページのよくある問い合わせにも書いてありますよね?

  • ワーキングホリデーはフランスと日本の親交、また両国の若者が互いの国についての理解を 深めることを目的として作られたプログラムです。ワーキングホリデービザ保持者には、現地での生活費用を補うための就労が認められますが、就労が主な滞在目的であってはなりま せん。 一年間フランスで働くことが主な滞在目的の場合はこのビザの趣旨にあてはまらないので、 他のタイプのビザを検討してください。

この回答は料理人の方が現地で1年間の料理人としての仕事を見つけた場合にワーホリビザの申請が可能か、という疑問に対する回答です。ワーキングホリデービザはあくまでも両国間の相互理解を目的としたビザです。実質、1年間働きたいのだとしてもそれを正直に申請書作文に書いてはいけません…。

パリに来て出会う日本人の方で圧倒的に多いのはやはり飲食関係のお仕事の方です。きっと私のブログを見て下さっている方の中にもその関係の方もいらっしゃることと思います。料理人としてこの国で働きたい!でもその前に、どうしてフランスなのでしょう?なぜこの国に興味を持たれましたか?きっかけは?働きたいと思うのはその動機があっての“結果”です。これから申請作文を書かれる方はなぜフランスという国に興味を持ったのか、ということをしっかり書くようにして見て下さい^^

働きたいだけ、勉強したいだけ、は絶対NGですよ!

 

そして動機作文の次にアクセスが多かったのが一時労働許可証について書いたこちらのページ。 

misojo-giliholi.hatenablog.com

トップアクセスが渡仏前なのに対して、次点が渡仏後なのもまた面白いですね。皆さん、困るところは一緒なのですよね。わかります…

特に一時労働許可証については日本語で明確に書いている情報もなく、どれが正しいの?と思われるんじゃないでしょうか。私も未だに不安に思うことがなくもないですが、本日時点で上記記事に記載したサイトを確認したところ、記載内容に変更はありませんでした。

また、同じサイトの別ページで下記の記述も発見しました。

Visa de long séjour (séjour entre 4 mois et 1 an) | service-public.fr

  • Visa "vacances-travail" : valable 1 an
    Vous n'avez pas non plus à obtenir une autorisation de travail sauf si vous êtes :Néo-Zélandais,ou Russe.
    ※日本語訳
    ワーキングホリデービザ:1年間有効
    あなたがニュージランドまたはロシア国籍以外の方であれば一時労働許可証を取得する必要はありません。

やっぱり要らないね、というのが現時点での私の感想です。

※あくまで2017年8月現在の情報です。

少しでもワーホリビザを希望されている方のアドバイスになれば幸いです。

 

そんな訳で今日はアクセス数の多かった2つの記事について追記させて頂きました。 

 

虫たちに困っている話。

Bonjour !

また最近暑くなってきました。そのせいかここにきて異様に蚊に刺されています。

我が家はアパートの8階(仏式)。虫なんて入ってこないだろ〜と思っていたら甘かった!蝿やらカメムシやらよくわかんない足の長い虫やら蚊やら…入ってくるくる。一週間に一匹以上は退治している気がします。つい先日もそこそこの大きさのカメムシがぷい〜んと入ってきまして…一人でヒィヒィ言いながら逃しました。

ちっちゃい虫ならパチーン!と一撃必殺出来るのですが、蝿以上のサイズになるとさすがにそれも躊躇われて…壁とかにあとついても嫌ですし…で、毎回どうしているかというと、捕まえて逃しています。もちろん素手でなんて触れないのでピクニックなんかで使うプラスチックのカップの余りを使い、壁に止まった対象をカプンと被せます。そしてあとはカップの隙間からDMなんかを差し込み、壁とカップの間に挟みます。あとはDMとカップを持ち上げて隙間が出来ないように慎重に窓まで運び、窓まで来たら一気にカップを振って逃します!あとは俊敏に窓を締めるだけ笑

幸い蜂が入って来てないのが救いですね…殺虫剤もなければ逃げ場のないのでそれだけは勘弁願いたいところです…

それとはまた別で今回かなり悩まされたのが 蚊 !

在仏歴の長い友人に聞いたところ日本の蚊とは種類が違うので、日本人はこっちの蚊に耐性がなく、刺されるとすごい腫れる!と聞いていて「そんな、嘘でしょ〜」と冗談交じりに返していたのですが、本当でした。;_;すっごい腫れるしすっごいかゆい。笑えないくらい腫れます。患部は熱を持っててすごく熱いし、あまりの痒さにその日の晩は冷えピタを貼って寝ました…

翌日も氷で冷やしていましたが痒みはおさまらず、諦めて薬局で痒み止めを買いました。何がいいのかな〜と調べてみたところ他の在仏日本人の方がよく買ってらっしゃったこちらを購入。

www.pharma-gdd.com

クリームなので日本のムヒやキンカンみたいに滲みる感じはないです。1日2〜3回、基本的には朝晩塗るようにと言われました。これで治るといいのですが…。実は目の下も刺されてまして、現状試合に負けたボクサーみたいな腫れ方しているのでこのままだと外出もままならないのです…笑

おのれ、蚊め!!▼_▼メ

 

おまけに。

今後も蚊がプンプン入ってくるようだったら虫除けも買おうかな〜と考えています。この辺りはMonoprixで見かけたのですぐ買えそう。ステッカータイプで窓に貼るものもあったのですが、虫除けというよりはそのステッカーの匂いに虫が寄っていって、ステッカーについているゼリー状のもの?を口にすると駆除出来るといういわゆるホイホイ的なやつだったのでやめました…死んだやつ拾うの嫌だし…

www.amazon.fr

www.amazon.fr

 

ご参考までに。

 

 

Fête nationaleの話。

Bonjour !

 

あんまり天気も良くなく、相変わらず寒い今日は全く外に出ず過ごしてしまいました。

そして今日のお話はLe 14 juilletについて。

いやいつの話だよ!という声が聞こえてきそうな気がしますが…ごめんなさい。

月が変わる前には書いとこうと思いまして。

とはいえ7月14日が何の日かなんて、正直日本にいた頃はこの日を意識をしたことすらありませんでした。

きっと私と同じような人はいるはず!と信じてここで少し7月14日が何の日なのか見てみましょう。

 

18世紀末のフランスではルソーやヴォルテールら思想家により発せられた社会契約説が世論に広がり、パリ市民たちの間には王政に対する不満が蔓延していました。

ルイ16世らはこれを解決するために様々な取り組みを行いましたが、結果的に特権階級の貴族たちと平民の乖離を埋めることが出来ず、これがのちにフランス革命へと繋がっていきます。

そしてその革命をフランス全土に広めることとなったのが1789年7月14日に決行されたバスティーユ襲撃事件です。フランス革命のきっかけとなったこの日をフランスでは祝祭日とし、国内各所でさまざな行事が行われるようになったのです。

 

特に今年はアメリカの第一次世界大戦参戦100周年を記念し、トランプ大統領も現地入りしていたこともあってパリの街は数日前からピリピリ…

いつも以上にたくさんの警察官・軍関係者を見かけましたね。

午前中のパレードも見に行きたかったんですが起きられず断念…笑

諦めてyoutubeで探して見ました。ありました。France2の映像のダイジェスト。

youtu.be

余談です。

冒頭の航空ショーは本番の数日前にリハーサルが行われていたのですが、そんなことは露知らず普通に友人と歩いていたら突然空から雷の轟音のようなものが立て続けに何度も聞こえてきて何事かと思いました。

不謹慎ですが、一瞬テロかと思いました…本当に。正体がわかっても戦闘機からああいう音がするんだと思うと違う意味で恐ろしかったです。

 

パレードの最初の一団は第一次世界大戦当時のアメリカ軍の軍服を再現したそうです。

また、そのあとに続くフランス軍の一糸乱れぬ行進。かっこいいですね。

正装も部隊や所属が異なるとここまで違うのか〜と感心してしまいました。

さて、パレードを見逃した私はすっかりFête nationaleから興味が削がれてしまったのですが…笑

夜にエッフェル塔で上がる花火みたいな〜なんてぼんやり思い、昨年の花火をyoutubeで検索し(それで済ませようとしていました笑)、どんなもんかと見てみたら…

 

あれ、かっこいい…!!?

花火=日本のイメージだったので大したことないんじゃないかって思ってたんですけど、ところ変われば趣も変わるといいますか、これはこれでいいじゃん!となったのです。

生で見たい!どうしよう!と慌てて見れるポイントを探しました。

夕方近くになっていたので絶景ポイントの主要なメトロ駅は軒並み封鎖されていて使えない。

結局、一番近くて間違いなく見れる場所として決めたのがシャンドマルス公園でした。

8番線で行くのが本当は楽なんですけど、先述の通り封鎖されているため徒歩で行きました。

この花火がLe 14 juilletのラストを飾るイベントですから、当然絶景ポイントには超満員のお客さんがいるわけです。

花火の前にはクラシックのコンサートも行われているので19時〜20時過ぎくらいからお客さんが集まり場所取りが始まっているようでした。

そして23時から花火が始まるのに私が家を出たのが22時過ぎ。なんという遅さ笑。

晩御飯食べてお風呂も入ってあとは帰って寝るだけ!まで体制を整えての出発です。

スリも怖いし夜寒いしということでデニム、スニーカー、上着、ウェストポーチという夏フェスでも行くような格好で臨みました。

財布すら持って行かなかった。何も買う気なかったし、お水持って行ってたし。

お水は没収される可能性があるな〜と思ったのですが(テロ対策)、シャンドマルス公園に入る際の手荷物検査では何も言われませんでした…あれ、良かったのかしら…

公園内は予想通り人、人、人!!!

コンサートが行われているステージまでは遥か彼方です。

あまり前に行ってもエッフェル塔に近付き過ぎてしまう&帰りが出にくそうだったので後方の左寄りの場所をゲット。

人はたくさんいるのですが、そこはフランス、みんな大きくブランケットを広げている割には隣同士とのスペースが結構空いていたりするので一人二人だと意外と後からでも場所を確保出来ました笑。

ポジションを確保してまず一枚、と撮影したのがこちら。

f:id:misojo:20170728010913j:plain

シャンパンフラッシュしてるのに写真だと全然伝わりませんね…

私はこれが初シャンパンフラッシュでした。一人でめちゃくちゃ興奮。

f:id:misojo:20170728011018j:plain

コンサートの最後あたりではすっかり夜の雰囲気に…

 

そして灯りが落ちると下からのライトアップでエッフェル塔トリコロールカラーに…

f:id:misojo:20170728011608j:plain

会場に集まった全員でLa Marseillaiseを合唱です。この声の圧も迫力ありましたね。

日本人、こんなに団結して国歌歌うかしら?と思ってしまいました。

左下の方にぼんやり見えますが、この日はニースのテロ事件から丸一年の日でもあります。

その追悼の意味も込められていますから、当然かもしれません。

フランス国歌は元が軍歌ですから歌詞の内容は結構過激なんですが、メロディーとしてはやはり心逸るものがありますよね。

国歌斉唱が終わったらいよいよ花火です!一生懸命自分のカメラでも撮影したのですが、今ひとつな仕上がりだったのでこちらにアップするのは断念します笑

空撮も入って100倍美しいFrance2の生中継の動画があったのでぜひこちらをどうぞ。

私はこれの2016verを観て生観覧を決意しました笑。

 

youtu.be

 約30分近い動画ですが見応え十分ですよ^^

個人的に最後の曲だ大好きなので流れ始めた時は一人震えました笑

 

帰りも後ろの方に陣取っていたからか比較的スムーズに出れましたし、

メトロに向かう人が多い中徒歩での帰宅だったので行きと同じくらいの所要時間で帰宅出来ました。

そんなわけで初めてのFête nationaleは大満足の1日となりました。

また観られる機会があったら観たいと思います!